「ぜひ私でよければ」
2020年7月、コロナ禍で先行きが見えない中、BUZZ GROUPの役員・西川さんからの正社員登用の打診に、石垣ともみさんは即答しました。清掃アルバイトとして入社してわずか1年。不安よりも、「この会社で挑戦したい」という想いが勝った瞬間でした。
それから5年、2025年10月3日、石垣さんはBUZZ GROUP人事部長に就任。元アイドル、STUDIO BUZZの初めてのアルバイト採用、未経験からの事務職、バブちゃんSNS運用で最大1500万再生、そして人事部長へ。異例のキャリアパスを歩んできた彼女が語る、挑戦と成長のストーリー。

石垣:「STUDIO BUZZを最初に利用したのは2015年。まだアイドルもやっていなくて、ナレーターの養成所に通っていた頃です。一人で練習できる安いスタジオを探していて、STUDIO BUZZを見つけました。今年でちょうど出会って10年になります」
その後、石垣さんは9人組のアイドルグループに所属。
当時から使用していたSTUDIO BUZZにて現・役員の西川さんと運命の出会いを果たし、徐々に世間話をする仲になっていきました。
所属していたアイドルグループはリーダー不在のグループで、自然と石垣さんがまとめ役を担うようになりました。
石垣:「そのグループのコンセプトが『口パクをしない、生歌で勝負する』というものでした。オリジナル曲すべてがソプラノ・リード・アルトの三声で構成されていて、ハモりがふんだんに入っている。一人が目立ってもダメ。調和を大切にするアイドルでした」
「一人ひとりの個性を活かしつつ、調和が取れるように人と向き合う。今思えば、あの時からやっていたんだなと思います」
約3年間の活動を経て、グループは解散。まだ夢半ばに納得できていなかった石垣さんは、「何を目指して生きていけばいいか」と空っぽになった時期もありました。


石垣:「解散後、友達に誘われて久しぶりにSTUDIO BUZZに行く機会があって、そこで西川さんと再会したんです。その時にアルバイトのお誘いをいただきました」
2019年6月、石垣さんはSTUDIO BUZZの清掃アルバイトとしてBUZZ GROUPに入社。なんと、STUDIO BUZZで雇う初めてのアルバイトでした。
石垣:「入社してびっくりしたんですけど、当時は社員3人だけで全店舗を回していたんです。『バイトいないんだ!』って驚きました」
人生のターニングポイントだったと石垣さんは振り返ります。

2019年6月に清掃バイトとして入社してから1年も経たない2020年3月、コロナ禍が訪れます。
石垣:「STUDIO BUZZも営業停止になって。私もまだアルバイトだったので気を使ってしまい、シフトの希望を出せなくなってしまったんです。どんどん仕事ができなくなっていって、西川さんにも相談できずに悩んでいました」
そんな悩みを抱えていた2020年7月、西川さんから突然の打診が。
石垣:「『正社員にならないか』と言われて、悩むことはなかったですね。逆に『いいんですか?こんな大変な時期にありがとうございます』という気持ちでお願いしました」
「まだ演者への夢が振り切れていなかった。でも、BUZZだったら大丈夫かなと思えたんです」
正社員として、主にスタジオ運営と経理を兼任。未経験の事務職に戸惑いながらも、西川さんが一から教えてくれました。

石垣:「事務職未経験の私に一から仕事を教えてくださった西川さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
当時、経理業務はグループ全体を西川さん一人で担当。その忙しさは「想像をはるかに超えていた」と石垣さんは振り返ります。

▶ 初期のキャリアパス
🔹 2019年6月:清掃アルバイトとして入社(STUDIO BUZZ初のアルバイト採用)
🔹 2020年7月:正社員登用(スタジオ運営 + 経理)
🔹 スタッフ増加に伴い、経理業務に比重を移行
入社から約5年後の2024年2月16日、オフィスにマイクロミニブタのバブちゃんがやってきました。
石垣:「最初の1ヶ月は、動物と触れ合う機会が人生でほとんどなかったので、どう接していいかわからなかったんです。でももう可愛くて可愛くて仕方がなくなって」
そんな時期、代表の渡辺さんと西川さんから「誰かバブのSNSやってくれないかな」と声がかかります。
石垣:「当時バブちゃんにメロメロだったので、『私でよければぜひ』と手を挙げました。ただ、SNS運用は苦手意識があったんです。アイドル時代もやらなきゃいけなかったけど、あまり得意じゃなくて」

運用を始めて数ヶ月後、ある動画が爆発的にバズります。
石垣:「雨が横殴りで降っている夏の日、ソファにお菓子をちょっと届かない位置にわざと置いて。それをバブちゃんが頑張って食べようとしている様子を、STUDIO BUZZのスタッフのドンちゃんが何気なく撮影して、そのまま編集せずにアップしたんです。もうすさまじい速さで再生数が伸びました」
🐷バブちゃんSNS実績
・ フォロワー:約4.5万人
・ 最大再生数:約1,500万回
・ 海外フォロワーも多数
石垣:「それまでは日本語テロップを入れたり、SEやBGMをたくさん入れたりしていたんですけど、『あ、違うかも』と思って。海外の方の反響が特に多かったので、日本語テロップをやめて、ありのままを投稿することが多くなりました」
石垣:「一番印象に残っているのが、ニューヨークのファンの方が東京旅行の際にバブちゃんに会いに来てくれたこと。しかも2日間も来てくれたんです」
InstagramのDMで英語のメッセージが届き、翻訳しながら対応。英語が話せる社員に通訳を頼んで、オフィスで対面しました。
「バブちゃんのお友達として、海外から会いに来てくれるなんて」
石垣:「数字を追ったり、戦略を打ったりということは私はあまりやっていないんです。バブちゃんへの愛の延長線上でやっている。その『好き』っていう気持ちを発信していると、同じ『好き』を共有できる方たちとたくさん出会えて、それが何よりの宝物なんです」
「社内で私レベルでバブちゃんのことを話せる人がいないんですよ(笑)。でもSNSの中では、私よりもすごいスペシャリストもたくさんいて、見てると幸せなんです」
愛が伝わるコメント欄には世界中から「Babu-chan is so cute!」「かわいすぎる」といった声が溢れています。

2025年10月3日、石垣さんはBUZZ GROUP人事部長に就任します。
石垣:「正直なところ、『私にそんな大役が務まるはずがない』と思いました。そんな日が来るとは思っていなかったので、驚きもありました」
ただ、迷いは長く続きませんでした。
石垣:「心から信頼して尊敬している西川さんの『推薦したい』という気持ちを、『やりません』という答えに行き着くことは絶対にないと思ったので。悩んだって仕方ないなと。もう次の日には『挑戦したいです』と返答しました」
石垣さんは、推薦理由を西川さんに直接尋ねました。
石垣:「その時に言われたのが、『石垣が仕事ができるからという理由ではない。正直』と。『でも石垣がBUZZ GROUPのバズイズムを理解していると私は思っている、だから任せたい』と言っていただきました」
▽ 西川さんが挙げた推薦理由
・ バズイズム(BUZZ GROUPが大切にする価値観・企業理念)」を理解し、体現している
・ 会社の成長過程をリアルに見てきた
・ 誠実さがある
石垣:「私自身、誠実に生きるということをずっと大切にしてきたつもりです。そこを見て信じてもらえたのがとても嬉しくて。もし『仕事ができるから』という理由で選ばれていたら、きっと不安で不安で、期待に応えられないかもって思っていたと思います。でも誠実さを評価してもらえたんだったら、そこだけは絶対に裏切らない自信がある」
「それを聞けてよかったなと思っています」

石垣:「私は、社員一人ひとりの成長が会社の成長に直結すると信じています」
まだ就任から間もなく、「右も左もわからなくて、毎日不安でいっぱい」と語る石垣さん。それでも、明確なビジョンを持っています。
▽ 目指す組織像
・ 挑戦できる人がしっかり輝ける会社
・ 情熱が伝染して循環している組織
・人事部から作っていく文化
石垣:「私が本当に全部未経験の状態から、しかも清掃アルバイトからという異例のキャリアで、本当に何もできないところからここまで押し上げてくださったので、私もそのサポート側に回りたかった」
石垣:「もちろん即戦力の方が欲しいです。でも、私の気持ちとしては、やはり根っこにその『成長したい、挑戦したい』という方を応援していきたい気持ちが深くあります」
具体的な施策として、社内お悩み相談室の開設も検討中。
石垣:「毎日戦っている社員の皆さんの心のよりどころのような存在を、会社の中に築けたらいいなと思っています」
石垣:「入社時は西川さんにおんぶに抱っこの状態で、本来のリーダー気質の部分って全然なかったんです。どうしても甘える部分が出ちゃってました」
「今は後輩たちを育てる立場になって、責任感という部分がすごく大きくなったなと思います」
アイドル時代のまとめ役経験が、ここで再び活きてきます。一人ひとりの個性と向き合い、調和を作る、その哲学は今も変わりません。

順風満帆に見えるキャリアですが、苦しい瞬間もありました。
石垣:「後輩が入ってきた頃、すごく仕事ができる子が入ってきてくれて。本当にありがたい反面、一人になった時に虚しさを感じることはありました」
「でもそれはずっと引きずっていたわけではなくて、たまによぎるもので。本当に助かるな、ありがとうという気持ちの方が断然大きかったです。当時、人員不足で悩んでいる暇がなかったというのもあります。みんな本当にいい子達ばかりで、とても感謝しています」
石垣:「入社してから、最も心に刻まれている出来事……それは、今や半ば伝説となっている『完全無料宣言!!ご利用料金100%OFFキャンペーン!』です」

▶ 参考記事: 「完全無料宣言!!ご利用料金100%OFFキャンペーン!」プレスリリース(PRタイムズ)
日本中がコロナ禍の緊急事態宣言下にあり、仕事も学校も、そして”ダンス”さえも止まってしまったあの時。長い自粛休業を経て、ようやく営業を再開しようとしていた矢先…
石垣:「代表から私たちに告げられたのは、まさかの一言でした。『スタジオ利用料、完全無料にしよう』と」
「その瞬間、思わず耳を疑いました」
誰もが不安と制約の中にいた時期に、BUZZ GROUPは”エンタメの火を消さない”という想いを胸に、前例のない挑戦を選んだのです。
石垣:「代表が掲げた言葉、『エンタメを止めるな』。その時に『BUZZはただのスタジオではないんだ。エンタメを、カルチャーを動かす場所なんだ』と、強く実感しました」
「この伝説的なキャンペーンをきっかけに、BUZZのファンになってくださった方も多いはず。私もあの時心を震わせ、熱烈にファンになった一人です」
石垣:「STUDIO BUZZにいた時、例えばグッズを作ろうとなったら、グループ内にグッズを作る事業があったり。ワークショップを開こうとなったら、有名なダンサーさんをグループ内でキャスティングできたり。イベント企画をやっている部署もある」
「横の壁を取っ払って『挑戦させてほしい』と言えば挑戦できる会社になっているので、やりたいことはどんどんやっていける環境です」
石垣:「正直、サポート体制がしっかりあるかと言ったら、他社さんと比べたら少ない方だと思います」
「ただ、やったことないことだから、異業種の経験しかないからって、やらせないかというとそうとも限らない。ご自身のやる気と情熱さえあれば、挑戦できる環境です。教えてあげられるかというと、そうじゃないかもしれないですが、やりたいことやっていいよっていう環境ではあります」
「BUZZ GROUPには、自分で勉強して成長して、第一線で活躍している方がたくさんいるので、ぜひそれに感化されていただきたいと思います」

2025年10月、BUZZ GROUPの採用コンセプトが決定しました。
✦ 採用コンセプト
「エンタメは、つくる方が楽しい!」
石垣:「エンタメは見る側の人が圧倒的に多いですが、代表がずっと言っている『エンタメって作る方が断然何倍も楽しい』。それを知っている方、知りたい方にぜひ挑戦していただきたい」
石垣:「正直甘くはないので、本当に熱い気持ち、情熱、そして自分のスキルとか経歴に自信がある方。まずは会社がもっともっと大きくなるために、そういった熱い方を求めています」
▽ 求める人物像
・ハングリー精神
・めげない心、雑草魂
・誠実さ
・人間性を大切にできる人
石垣:「代表はいつも『愛ある人間と一緒に働きたい』とよく言っています。実はすごく情に厚い方なんです」
「自分を変えたい人にもすごくいい環境だと思います」
📢 BUZZ GROUP 募集職種(2025年10月現在)
■ 名古屋マネージャー
■ 経理
■ メディア戦略部エディター
■ アイドル事業部マネージャー
■ SNS事業部プロジェクトマネージャー
石垣:「BUZZ GROUPはエンタメを『作る方が楽しい』をテーマに、挑戦したい人が輝ける最高の舞台です」
「まだ形になっていないワクワクを形にする・作り出していける仲間を待っています」
「挑戦したい熱い気持ち、自分がエンタメの先駆者になるんだという夢がある方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう」
「あなたの『好き』がきっとカルチャーを動かす力になる。私たちはその瞬間を全力で応援します」
■ エンタメ業界経験者へ
「あなたのスキルを存分に活かせる会社がここBUZZ GROUPです。ぜひ次の挑戦を私たちと一緒にしませんか?」
■ 未経験者・自信がない方へ
「自分にまだ自信がないけど、やってみたいという強い意志がある方、ぜひ私に相談していただきたいなと思っています」

「好き」をカルチャーに変えたい方、挑戦したい気持ちを持った方、BUZZ GROUPでお待ちしています。
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記事制作: BUZZ GROUP広報部
公開日: 2025年10月29日